低身長と病気

身長が低いと病気が隠れていることがあります。
下記の身長の-2.0SDの値を見てください。自分のお子さんの身長を生年月日と照らし合わせて○歳○ヶ月として男子なら男子の表を参照し、-2.0SD以下であれば精密検査をされた方がよいです。

検査はまず手の骨のレントゲンを撮って手根骨の成長を見ます。6歳なら手根骨が6個あれば正常です。4個なら2年遅れているということになります。
血液を採ってソマトメジンCの値を見ます。これは成長ホルモンが肝臓に作用して出てくる因子です。成長ホルモンが少ないとソマトメジンCは少なくなります。手根骨もソマトメジンCも異常なら負荷試験を行い、2種類の負荷試験が異常なら成長学会協会に申請し、了解し認定されれば成長ホルモン製剤による補充療法が始まります。副作用はほとんどありません。

平成7年より私はこの病気に注目し、小学校で身長をチェックしたり、来院患者さんの身長をチェックし、脳腫瘍やターナー症候群を含む31名の成長ホルモン分泌不全性低身長症を見つけ、2001年5月日本小児科学会総会に発表しました。
の論文を書き、診察時の注意を促しています。

お子さんの身長が気になる親御さんはこの表を見て、-2.0SD以下ならご近所の小児科を受診してください。

下記の「FAX相談票」ヲクリックし。表示される画像を印刷してFAX(077-572-3934)にてお問い合わせください。
FAX相談票 (wordファイル)

身長の-2.0SDの値
年齢 男子 女子
3歳 0ヶ月 86.1 84.9
6ヶ月 89.2 88.2
4歳 0ヶ月 92.1 91.8
6ヶ月 95.0 95.2
5歳 0ヶ月 98.5 68.1
6ヶ月 101.2 100.6
6歳 0ヶ月 104.0 103.2
6ヶ月 107.2 106.4
7歳 0ヶ月 109.7 109.1
6ヶ月 112.3 111.8
8歳 0ヶ月 114.9 114.2
6ヶ月 117.5 116.6
9歳 0ヶ月 119.0 119.1
6ヶ月 122.2 121.3
10歳 0ヶ月 124.3 123.7
6ヶ月 126.6 126.3
11歳 0ヶ月 128.7 129.7
6ヶ月 130.8 133.1
12歳 0ヶ月 133.3 136.3
6ヶ月 135.6 139.7
13歳 0ヶ月 139.5 141.9
6ヶ月 143.4 144.1
14歳 0ヶ月 147.3 145.2
6ヶ月 151.1 146.0
15歳 0ヶ月 153.6 146.6
6ヶ月 156.3 147.0
16歳 0ヶ月 157.1 147.2
6ヶ月 158.1 147.4
17歳 0ヶ月 158.8 147.6
6ヶ月 159.2 147.9